ONE LANGUAGE (?)
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今、トムはアメリカの4年制高校で1年生だ。担任のマーフィー先生と話している。彼女は社会科の教師でもある。トムは次の夏に家族でイングランドへ旅行しようとしてることについて話した。マーフィー先生は今、アメリカ英語とイギリス英語のいくつかの違いについてトムに話している。
トム:この旅行は本当に楽しみにしているんです。
マーフィー:きっとそうでしょうね。出発する前に、イギリスの歴史や文学についての簡単な本にいくつか目を通しておくべきですよ。私たちは文化的にイギリスに深く根ざしているもの。
トム:はい。新しい言語を学ぶ必要がないのでよかったです。去年、僕の友人の次郎がここですごく苦労していました。
マーフィー:アメリカとイギリスは同じ言語で「結ばれている」というよりも「分かれてる」2つの国だと言う人もいるんですよ。
トム:イギリスの映画を見るとき、発音の大きな違いに僕はいつも驚きます。ほとんど別の言語に聞こえます。
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マーフィー:そうですね。実際イギリス人が「That's for sure」というと、最後のrがなくて、私たちには「That's for shore」ときこえますね。ある日有名なアイルランド人作家のジョージ・バーナード・ショーは「Are you sure?(本当ですか?)」と聞かれて、「Yes, I'm Shaw. George Bernard Shaw(私はショーですよ。ジョージ・バーナード・ショー。)」と答えんですって。
トム:奇妙な話ですね。
マーフィー:それと発音だけじゃなくて、いくつかの単語はスペルも異なるんです。イギリス人は「metre, litre, centre, theatre」の末尾にreを使い、「colour, neighbour」の末尾にourを使うんです。イギリス人は違う単語を使うことすらあります。elevaterの代わりにlift、またapartmentの代わりにflat、そしてgasolineの代わりにpetrol、さらにFrenchfriesの代わりにchipsを使います。
トム:へえ、チップスはポテトチップスじゃないんですか?
マーフィー:そうです。あと、イギリス人が「power cut」と呼ぶ停電の間は、家を歩き回るためにtorch(トーチ)を使うんです。
トム:家火の危険性があるんじゃないですか?
マーフィー:イギリスのtorchはオリンピックの松明みたなやつじゃないんです。イギリスではtorchは懐中電灯のことを意味するんですよ。
THE ENGLISH LANGUAGE - WHERE DID IT COME FROM
英語は世界中で話されてる重要な言語だ。イギリス、アメリカ、カナダ、アイルランド、オーストラリア、そしてニュージーランドでの主要言語である。アジアやアフリカでも多くの国で話されている。今ではインターネットで広く使われている。もちろん、世界中で使われている英語はイングランドから来た。しかしこの国際言語の起源を見つけるためにどこを探すべきなのだろうか?
ローマ人
2000年以上前の紀元前55年、ユリウス・カエサルはローマ軍を率いて(ドーバー)海峡を渡り、その島をブリテン島と名付けた。しかし、ガリア(現在のフランス)での問題のため、大陸に連れ戻された。100年後の紀元後43年にローマ人はまたしてもブリテン島を侵略した。この時から彼らは400年間そこにとどまった。彼らは堅牢な町や素晴らしい道を作っただけでなく、言語も残して言った。ローマ人の言語はラテン語だった。英単語の多くがラテン語から来たものだ。paterとmaterがfatherとfatherになり、舌を意味するlinguaがlanguageとなった。これらはほんの一例にすぎない。
アングロサクソン人
ローマ人が去ったあとの5世紀に渡り、二つの屈強なヨーロッパ人の集団が大陸から侵略した。アングロ人とサクソン人だ。彼らは北は今のスコットランド、西は今のウェールズまで侵攻し続けた。彼らは島全体を自らのものにし、アングルランドもしくは「イングランド」と呼んだ。このようにして、ブリテンの人々はアングルの言語を話し始めた。つまり英語を話し始めたのである。
デーン人とヴァイキング
8 世紀末イングランドは再び侵略された。今回は北からであった。デンマークから来たデーン人とスカンディナヴィアからきたヴァイキングは侵略をし南へ南へと進んだ。871年、ウェストサクソンのアルフレッド王(ウェセックス)は侵攻をとめ、ロンドンをデーン人から解放した。しかし、中央ブリテンの東海岸に沿ってデーン人の残党がいた。彼らは多くのデンマークの言葉を英語に残していった。sky, sister, window,など他にも多くある。
そのころ、アングロ人とサクソン人はキリスト教徒となった。ヨーロッパの教会や学校ではラテン語が主要言語であったため、より多くのラテン語の言葉が英語に入って来た
ノルマン人
1066年イングランドは最後の侵略を受けた。征服王ウィリアムと呼ばれた、ノルマンディー公ウィリアムは強力な軍隊によりイギリスを侵略した。フランス語はノルマン人の言語であるため、200年の間フランス語は貴族の言語となった。その間、農民や田舎の民だけが英語を話し続けた。アングロサクソンはフランス領主のキッチンで豚、牛、羊で夕食を作ったが、上の階のダイニングルームに食事を運んだ時、フランス語でそれらの動物に該当するpork, beef, muttonと呼ばれた。多くのフランス語もラテン語を起源に持っている。
英語は国際言語となる
イングランドは再び侵略を受けることはなかったが、言語は進化し続けた。14世紀のチョーサーや17世紀のシェークスピアなどの偉大な作家が進化の手助けとなった。彼らの作品は今も世界中で多くの言語によって読まれている。17世紀の間、イングランドは世界中に植民地と市場をつくった。その結果、英語はあらゆる大陸の人々に使われ始めた。英語を話す人々もまた、世界中の多言語からとった言葉を使い始めた。スペイン語からはtomato, tobacco, mosquito,、ネイティブアメリカンからはskunk, squash、日本語からはjudo, tsunami, karaokeなどである。このように、英語は世界で最も豊かな言語の一つとなった。

ガイウス・ユリウス・カエサル

ウィリアム一世(征服王)