PROGRESS21 BOOK2 LESSON13 READ 和訳

THE 49ERS

サマンサおばさんがノットベリーファーム(アメリカで最も古いテーマパーク) にみんなを連れて行った次の日。観光客が「ゴールドラッシュ」もしくは他のカリフォルニアの歴史の場面を体験できる乗り物もあった。その後、次郎はガイドブックでこのような記事を見つけた。

 

1848年サンフランシスコは800人ほどのほんの小さな村だった。1年後、それが5万人以上にもなった。なにがあったのだろうか?なぜ皆が突然カリフォルニアにくることに興味を持ったのか?答えは黄金だ。

 

1848年、大工だったジェームス・マーシャルは川のそばに水車小屋を立てていた。彼は川の中のあるものに気づいた。光り輝いていた。彼は仕事を中断し、より丁寧にそれを調べた。これは金だった。数年後、彼はその瞬間を思い出すのが好きだった。

彼はカリフォルニアで最初に金を見つけた人間になったことを誇った。

 

そのニュースは山火事のように広がり、そしてあっという間にアメリカ中から人々がサンフランシスコに殺到した。4000人の人が1849年に来た。彼らは「49年組」と呼ばれた。人々は来続け、カルフォルニアは「黄金の州」と呼ばれるようになった。

 

金を見つけるのはそう簡単ではなかった。幸運にもお金持ちになる人もいたが、ほとんどの人はそう幸運でもなかった。金を探すのを諦め、東の家に帰る人もいたが、ほとんどの人がカリフォルニアに住み着き農民になることにした。49年組だけでなく後に続いた人たちもカリフォルニアを国で最も豊かな州にすることの手助けとなった。

HOLLYWOOD

「ここから始めるのはどう?グローマンズ・チャイニーズ・シアター。さあ、これは見る価値あるわよ。」サマンサ叔母さんが言った。

 

サムのハリウッドツアーは中国の神殿のような古く美しい映画館から始まった。映画館の前は大きな人だかりができていた。みな写真を撮るのに忙しかった。「映画館の前のセメントを見て、次郎」サマンサ叔母さんが言った。

 

次郎は見下ろすと、セメントの上に有名な多くの映画スターの足跡や手形を見て驚いた。「1927年から、有名な俳優はここにその証を残すの。時間をとって、好きなものを探してみて。待つのは構わないから。」サマンサ叔母さんは続けた。

 

「この映画館はアカデミー賞の授賞式に何回も使われたわ。オスカー賞については知ってるでしょ?その年1番の映画にその賞は与えられるの。たくさんの賞があるわ。1番の映画に、1番の俳優、1番の演出に、1番の脚本に対してまで。そのうちの一つは私が受賞してみたいものだわ。」

 

次郎はたずねた「サマンサ叔母さん、どうしてそれらの賞を『オスカー』って呼ぶの?」

 

「いいわ、次郎、私のことはサムと呼んで。みんなそう呼んでるわ。話を戻すわ。ある日アカデミーで働いていた誰かが言ったのい『これはちょうどオスカー叔父さんみたいだ!』って。それでオスカーといつも呼ぶわけ。」

 

「遠くないいつかサムもオスカー賞を受賞すると思う?」次郎はたずねた。

 

「多分無理よ。私の脚本のほとんどは見る価値のない映画用のだわ。でも夢は諦めないわ。結局は夢がハリウッドを有名にしたんだから。さあ来て、ロケーションセットをいくつか見に行きましょう。」

グローマンズ・チャイニーズ・シアター(旧称:マンズ・チャイニーズ・シアター)