PROGRESS21 BOOK3 LESSON3 READ 和訳

AN AMAZING DETECTIVE

p30

シャーロック・ホームズは有名な私立探偵で、その驚くべき能力は皆に知れ渡っている。かれは人を見ただけで、その人の経歴を丸ごと見つけ出すことができた。男の首が日に焼け、よく光る靴に気付くことによって、彼はこう言えた「なるほど、あなたはインドで従事していたが、今は退役将校なんですね。」微笑む女性の怯える目に気付くことによって、彼は彼女にこう伝えられた「マダム、あなたは微笑んでいるが深く心配事をなさってる。なにかお手伝いさせて頂きましょうか?」

 

 

その驚くべき探偵についてのこれらのワクワクする物語を書いた著者は、アーサー・コナン・ドイル卿という名前のイギリス人だった。

 

 

ある日、アーサー卿はパリの駅からタクシーに乗っていた。ホテルに行く途中だった。ホテルに着きお金を払うと、運転手が「ありがとうございました、アーサー・コナン・ドイル卿」と言った。

 

 

アーサー卿は驚いて尋ねた。「失礼ですが、どうやって私の名前がわかったのですか? 私は名前を言っていませんが。」

 

 

「とても単純なことですよ。昨日の新聞であなたがフランスの南部におられるということを読みました。乗ってこられた列車は南方面からきました。服装、特に帽子と黒い傘で、イギリス人であることがわかります。それであなたがあのおもしろい探偵小説の作者だと推測できたのです。」と、にっこりしながら運転手は言った。

 

 

「あなたこそかなりすご腕の探偵とお見受けすると言わねばなりませんな。これほどわずかな手がかりでおわかりとは。」とアーサー卿は言った。 

 

 

「実は、おカバンに書いてある名前も見ましたしそれが最初の手がかりでしたでした。」と、タクシーの運転手は答えました。

 

 

 

 p31

それらは本物か偽物か?

シャーロック・ホームズにお呼びがかかった。彼が来ると、硬貨や切手の収集で皆によく知られたグレイ氏が言った。「ホームズさん、あなたが硬貨や切手に興味をお持ちとお伺いしています。外国からきたある紳士が私に買ってほしいとおっしゃる切手と硬貨を見ていただけませんか?もちろん、中にはすでに私のコレクションにあるものもあります。私が持っていないものでとても古く希少なものに見えるの物もありますが、それらは偽物だと思うのです。」 

 

 

「見せてください。」と有名な探偵は言った。

 

 

数分間見た後、彼は言った。「確かに、中には偽物もあります。見てください。ジュリアス・シーザーの顔と紀元前45年の年号が入ったこの硬貨は偽物そして、1838年の年号入りのこの切手ももちろん偽物です。」

 

 

「ありがとうございました、ホームズさん。私もそう思っていました。」と、グレイ氏は言った。

 

 

問題:どうしてシャーロック・ホームズはすぐにその切手と硬貨が本物ではなく、偽物だとわかったでしょう?

WHO WAS WATT?

電気のことを勉強する人ならだれでも、ポルト、アンペア、ワットといった用語をすぐに習う。それらはすべて有名な技術者たちにちなんで名づけられたものである。つまり、イタリア人のポルタ、フランス人のアンべールとスコットランド人のワットである。ポルタやアンペールは電気に関するを実験を行った。しかし、ワットは電気ではなく、蒸気工ンジンのの成功で知られている。 

 

ジ=ームズ・ワットが1736年にスコットランドで生まれたときは、ちょうど産命が始まったころで、それによって世界の地理が塗り変えられようとしていた。人々は農場から工場へと移り始めていた。世界の経済は農産物よりも工業製品に依存し始めた 

 

子供のころでさえ、ジェームズ・ワットはおもちゃで実験をしていた。道具を使って、おもちゃを分解したり、また元どおりに組み立てたりしていた。「どういうふうにできているのだろう?なぜこのように動くのだろう?」と、いつも自問していた。

 

ある日、沸騰しているやかんから出てくる蒸気を観察しながら、若いワットはあるとてもおもしろいことに気づいた。ふたが上がらないようにカップを上に置いても、蒸がふたを押し上げたのだ。もうーつ気づいたことは、逃げていく蒸気にスプーンをかざすと、水にもどるということだった。偉大なる発明はこんな単純な観察から生まれたのである。 

 

ワットは若いときに科学器具具、道具を設計し、政策する作業場を開いた。ある大学が彼を実験道具の管理に雇った。ある日、教授の一人が1台の古い機種の蒸気エンジンを修理するように頼んだ。そのエンジンを調べて観察しているうちに、蒸気の力をかなり無駄にしていることに彼は気づいた。「もし蒸気がもっと効率的に働くようにできたら、エンジンは今よりもずっと効果的になるだろう。」と、独り言を言った 

 

やがて、長年の実験の末、ワットは様々な種類の機械を動かすことのできる効率のよい蒸気工ンジンを作り出した。おそらく最もはっきりした、なじみやすい例としてワットを有名にしたのは、産業革命最大のシンポルである蒸気機関車であろう。