Section1 筆者がアメリカに住んでいる間、彼女は何に気付いたのでしょうか?
日本人の両親に育てられアメリカ合衆国に住んでいたため、私はアメリカ人と日本人の親たちが彼らの子供たちをほめる、もしくは励ます方法の差異に気づかずにはいられませんでした。
私のアメリカ人の友人は皆たいしたことのない成績に対して、毎日疑ったほめ言葉や励ましをいつも惜しみなく浴びせられる一方、自分はたとえ非常に学業優秀でも称賛を得るのはほとんど、もしくはまったくないような気が私はしていました。
cannot help ~ing:~せざるをえない shower:浴びせる elaborate:入念な、精巧な compliment:賛辞,お世辞
encouragement:励まし minor:小さな significant:大きな,偉大な academic:学業の,学問の
Section2 筆者の友達の両親は娘の成績表に対してどのような対応をしたのでしょうか?
例えば、私の友だちや私が成績表を家に持って帰ると毎回、私の親友は強く抱いてもらい、彼女の両親から「すばらしいよ!」あるいは「私はあなたをとても誇りに思うわ。」といった励ましのコメントをもらったものでした。
そのため私は彼女が成績表でオールA を取っているのだと思っていましたが、彼女の成績はBにすぎないことがわかったのです。
しかし彼女の両親がしばしば彼女の努力を認め、ほめたので、彼女はいつも自分自身について自信を持てたのです。
大人になった今日でも、彼女は意欲的で新しいことを試すのを決して恐れることはありません。
every time:~するたび hug:抱擁 assume:思い込む turn out: ~とわかる frequently:頻繁に ambitious:意欲的,野望的
Section3 筆者の両親は娘の成績表に対してどのような対応をしたのでしょうか?
それとは対照的に、私の両親は私がどんな成績を取ったかに関係なく、「お前はもっと熱心に勉強すべきだった」あるいは「お前は次はもっと良い結果を出さなきゃだめだ」といつも言ったものでした。
たとえ私がAを取っても,、Bのことでいつも私を批判したのです。
なぜその代わりに彼らは私を指針を示したり、もしくは愛情を表したりすることができなかったのでしようか?
彼らは私を愛していなかったのでしようか?
私はいつも自分がどのレベルにいるかにかかわらず、もっと熱心に努力しなければならないように感じていました。
今日でも私はまだそのように感じます。
そして、このしつけのおかげで私は動勉で懸命に働く大人になることができた一方で、自尊心を欠いているために、いつも新しいことを試すのに気が進まないのです。
私は子供たちが絶えずほめられるべきだ、と言っているわけではありません。
誰も完甓ではありませんし誰でも建設的な批評から学ぶことができます。
しかしまた、アメリカと日本の人々が他人にもっと熱心にやってみるよう励ますやり方のはっきりとした違いに私は気づいたのです。
contrast:対照 in contrast:対照的に guidance:指針 affection:愛情 upbringing:しつけ enable:可能にする
diligent:勤勉な reluctant:気が進まない be reluctant to~:~する気がしない lack:欠く self-esteem:自尊心
constantly:絶えず constructive:建設的な criticism:批評,批判
distinctive:特色ある、独特の distinctive difference:はっきりした違い
Section4 筆者と友人は両親の対応にどのように応えたでしょうか?
私の日本人の両親は「熱心に勉強しないなら、最後は無職やホームレスになるぞ。」などと脅しに訴えたものでした。
一方、私の友人の母親は「もしあなたが夜30分ずっと数学の問題を解くのに費やせば、数学でAを取ることができるのに。」と言うのでした。
言い換えれば、彼女は前向きな考え方で、楽しみにすることとして到達可能な目標を勧めてくれたのです。
そのため私の友人は、次の試験にわくわくしながら、もっと熱心に勉強したいと熟望するようになったのです。
一方で、私は成功しなければならないという義務感を満たすために勉強したものでした。
resort:頼る threat:脅し jobless:無職 homeless:ホームレス meanwhile:一方
reachable:達成可能な in a positive light:肯定的な視点で fulfill:満たす obligation:義務
Section5 アメリカ人と日本人のコミュニケーション方法の主な違いは何でしょうか?
ご覧のように、アメリカ人と日本人のコミュニケーションのスタイルには大きな違いがあります。
アメリカ人のやり方は、まず子供の長所をほめて、それから子供の短所を改善する方法を提案することです。
アメリカ人にとってほめることはあいさつのようなものであり,、また円滑なコミュニケーションを確実にする手段なのです。
日本人のやり方は、子供をさらに頑張らせるために批判したり、あるいはしかったりすることです。
日本人は彼らの子供たちをほめない傾向がありますが、それはあまりほめすぎると子供を思い上がらせるかもしれないと心配するからです。
どちらのスタイルが正しいか、間違っているかという問題ではありません。
この2つのスタイルはただ異なっているのです。
strength:強さ weakness:弱さ ensure:確実にする smooth:円滑 conceited:思い上がり
Section6 アメリカでは大人に対して使われるコミュニケーション様式はどのようなものでしょうか?
この異なるコミュニケーションのスタイルは大人に対しても用いられます。
ボランティアの管理者としてニューヨーク市で働いていた時、私はボランティアの管理に関する研究集会に出席しました。
講師は私に「ボランティアにはいつも1つ批判をする前に4つの肯定的な意見を伝えなさい。」と言いました。
例えば「私はあなたの献身、協力、動勉さ、そして統率力を評価していますが、もっと時間に正確になってもらう必要があります。」のようにです。
講師は人は自分たちの努力が認められ評価されていると感じるし、批判をもっとずっと簡単に受け入れるものだと言いました。
彼らは完全に拒絶されたようには感じないものなのだと。
私はこのテクニックを、自分が管理していた2名のボランティアに試しましたが、これは効果的でした。
彼らは評価されていると感しさらに彼らの仕事の質は最後には改善したのです。
このおかげで私たちは円滑にコミュニケーションを行うことも可能になりました。
cooperation:協力 leadership:統率力,指導力 punctual:時間に正確
acknowledge:認める effective:効果的
Section7 アメリカと日本では上司による自分の部下とのコミュニケーションの違いは何でしょうか?
実際、私のアメリカ人の上司は巧みなやり方で私とコミュニケーションをとりました。
彼女はかつて私に欠けている1つの技術を指摘して、もし譲渡証書のき方を学んだら私の仕事は完璧になるだろう.と私に言いました。
彼女の意見は、私を人として尊重し、他の分野では私の長所を認めていると感じさせてくれました。
それはまた私に、彼女の期待に応えたいと思わせたのです。
あの1つの意見が私たちのきずなを強めました。
もし彼女が「あなたはこれを身につけないかぎり決してよい従業員にはなりませんよ」と言っていたら、私は拒絶されたと感じていたことでしょう。
一方で、私が日本の会社で働く時はいつも、日本人の上司たちはたいてい私の短所を指摘することに焦点を当てたものでした。
彼らが私の長所にふれることはめったにありませんでした。
このコミュニケーションのスタイルは私には感情的には厳しいものでしたが、それが私をいつも努力させたうえ,最終的に私が自分の目標を達成する助けとなったのです。
employee:従業員 unless:~しないと whenever:いつでも generally:一般的に focus:焦点 emotionally:感情的に
Section8 筆者によると、個々に適切な励まし方を採用することはなぜ重要なのでしょうか?
これら2つのコミュニケーションのスタイルには両方とも長所と短所があります。
教師として過ごした10年間に私は人はそれぞれさまざまなスタイルの励ましにさまざまな反応をするということを学んできました。
自分たちが劣っていると感じているために、やる気や自信を与える励ましが必要な人たちがいるかもしれません。
過度な励ましから過剰に自信を持って、努力するのをやめる人たちもいるかもしれません。
誰にでも合う決まった公式はないため、私は文化的な違いに配慮しながらそれぞれの個人にふさわしいスタイルが採られるように提案します。
そして親や上司たちは彼らが批判している人の個性を知り、そしてその個人の人間的な、また職業的な成長を助ける正しい方法を選ぶことが不可欠だと考えています。
overly:過剰に individual:個々の consideration:考慮 with consideration to~:~を考慮して
formula:公式 essential:不可欠 personality:個性 method:方法 personal:個人 growth:成長