NEW TREASURE STAGE5 LESSON5 Secret Codes in Your Pocket 和訳

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この刻印のない者はみな,物を買うことも売ることもできない。ヨハネの黙示録

 

コードが意味するところはスパイ,秘法,そして戦争中の国々,そうですね?

否:コードは私たちの周りのいたるところにあります。

クレジットカードに,小切手に,紙幣に,そしてこの本の表紙にさえも。

コードは,詮索者が簡単に読めないようにメッセージを暗号化したり,第三者があなたのオンライン銀行口座に侵入するのを妨げるといった従来の役害llを果たすこともありますが,さらにその他の使い方もあります。

データベースは,悪質な侵入と同様,故意でない不正行為からも(被害を)免れるようにしておく必要があります。

誰かがあなたのクレジットカード番号を機械に入力し,しかも1 つ数字を取り違える(典型的なものとして43を34というように隣り合った数字を取り違えるか,あるいは2つの同じ数字を取り違えて899が889になるなど)としたら,その場合,結局は誰か他の人が,あなたが買ったものの代金を請求されることになりかねないのです。

納税識別番号,航空券コード,または旅券番号を間違って入力してごらんなさい,そうするとその誤りは電子社会の一部を経由して広がる可能性があり,ますます混乱状態を作り出すのです。

 

Section2

こうした重要な数字が自己点検機能を持ち得て,入力された番号が適格な航空券か紙幣の通し番号として適格かどうかをコンピューターに伝えるという方法を作り出すことで,商業界はこの問題に立ち向かおうとしてきました。

クレジットカード番号の有効性を点検するためには,同様のさまざまなシステムが機能します。

大部分の企業は,12桁や16桁のクレジットカード番号用に,IBM社によって導入されたシステムを利用しています。

その手順は人の手で実行するには少し面倒ですが,機械でならほんの一瞬で点検でき,それによってもし間違いや単純に偽造されたカードが原因で数字がテストで不適格になると,入力されたカード番号をはねることになります。

 

Section3

架空のビザカードの番号を取り上げてみましょう

 

4000123456789314

 

まず,左から右へ,最初(すなわち奇数の位置)から始めて番号の中の1つおきの数字を取り,それを2倍にして数字を8,0,2,6,1(),14,18,2とします。出てきた数字の中で2桁の数字(10, 14, 18のように)がある場合には,その2つの数字を足すと(1,5, 9)になりますが, これは9を引き算するのと同じ結果となります。 2倍した番号の羅列は,今度は8, 0, 2, 6, 1, 5, 9, 2となります。次にそれらを足し算し,それから最初の時に抜かした間(すなわち偶数の位置)の番号(0, 0, 2, 4, 6, 8,3, 4)をすべて足します。 これで以下のように順番に並べて合計が出ます。

 

8+0+0+0+2+2+6+4十1+6+5+8+9+3+2+4=60

 

カードの番号が有効であるためには, この数字が10でぴったり割り切れなければなりませんが, この場合は割り切れています。 ところが, もしカードの番号が4000123456789010 である場合,それでは同じ計算で53 (カードの番号は最後と最後から3番目が違うだけなので) という番号が出たはずで, これは10できっちり割り切れないのです。これと同じ手順が,大部分のクレジットカードを照合するのに機能しています。

この点検システムは,多くの簡単なタイブミスや読み取りエラーを見つけるでしょう。あらゆる1桁の間違いや,大部分の隣り合った数字の取り違えを検出してくれるのです(もっとも90が09になっているのは見逃してしまうでしょうが) 。

 

Section4

私たちが絶えず出くわしている(そしてスーパーマーケットの精算係でない限り, まったく目もくれない) もう1つのチェックディジット 〔検査数字〕のバーコードは統一商品コード,すなわちUPCです。初めは1973年に食料雑貨品に用いられましたが,それ以降,店にある大部分の品目のラベル表示に広がってきました。これは多数の線で表示される,2 桁の番号で, レーザースキャナーで簡単に読み取ることができます。UPCは4つの部分にわかれています。バーの下には, 2つの異なった5桁の数字の列が, 2つの1桁の数字の間に離れて配置されています。例を挙げると, ちょうど今,私の机の上のデジタルカメラの箱では,次のように見えます。

 

074101401400

 

最初の数字は, ラベル表示されている商品の種類を識別しています。数字の0, 1, 6,7, 9はさまざまな商品に使われています。数字の2は量り売りをするチーズ,果物,野菜などのために確保されており,数字の3は薬品や健康商品用,数字の4は値下げされたり,店のポイントカードと連動対象の品目用,そして数字の5は「現金割引」 クーポンか同様のサービスに関連した品目用となっています。次の5つの数字のまとまりは, メーカー(私の場合は富士フィルムですが)を識別し, その次の5つは, メーカーが商品をサイズや色,価格以外の特徴によって識別するのに使われます。最後の数字(ここでは0です)はチェックディジット〔検査数字〕です。これは印刷されずに,UPCを承認するあるいは拒否することができるように,コード読み取り機用にバーの中にのみ表示されていることもあります。UPCは,奇数の位置にある数字を足し(0+4+0+4+1+0=9), それに3を掛けて(3×9=27),次にその結果に偶数の位置にある数字を足して(27十7+1+1+0+4+0=40=4×1(〕) ,それが10で割り切れることを確かめて生成されるのです。 ここでは明らかに害llり切れています。

 

Section5

これで残ったのはバーだけです。

最も外側の1桁の数字(ここでは2つのゼロです)の内側にある端から端までのスペースは,7ブロックに分けられています。そこには,黒インクの帯がぎっしり詰まっています。帯の太さは表示される数字によって決まり, 白い帯と黒い帯が交互に現れます。どのようなUPCでもそれぞれの端には等しい太さを持つ2本の相対する 「ガードバー」があり, これがその間にある線と余白で用いられる太さや分割の尺度を決めています。同様の一連のバーが中央に4本あって,そのうち2本は他のバーよりも下に伸びることがありますが,これはメーカーの識別表示を製品情報と区別するもので,その他の情報は含みません。バーの実際の位置と太さが, 2進コードの0と1を表します。奇数の2進数がメーカーの詳細を符号化するのに使われ,一方でイ禺数は製品情報に使われます。これでその2つの混同を防ぎ, スキャナーが右から左へでも,あるいは左から右へでも数字を読み取れるようにし, またどのブロックを調べているか必ずわかるようにしてくれます。

いやはや,人生は単純明快だと思っていませんでしたか。