"SEEING IS BELIEVING"(?)
円を思い描いてみてみよう。そこで君は何を見るだろうか?単に丸くて白い点か?雪玉のように見えるか、それとも月かもしれない?
500円玉か1ユーロコインを思い浮かべる?
皆物の見方は異なる。
古いことわざにこうある。「物は見かけによらない」
しかし他の有名なことわざでこういうのもあるがどうだろうか?「百聞は一見にしかず」
それらは全て自分の心や想像の用い方に依存する。
もしその前に月夜を見たならその円はまるで月のように見えるだろう。
もし最近雪だるまを見たり作ったりしたなら、それはまるで大きな雪玉みたいにみえるだろう。
なにか物もしくは出来事をみる状況は、考え方や見方に影響を与える。
ナイフとフォーク、あるいは箸をその円の隣に置かれたら、自然とそれをお皿として見るだろう。
もしバットやラケット、あるいはフットボールのスパイクがその隣に描かれたら、私たちはそれをテニスボールや野球ボール、サッカーボールとして見るかもしれない。
同様に、人が月を近くで見るとき、その中にうさぎの形を見る人もいる。
これら全ての例から、1000人が何か(単純なお絵かき等)を見ると、それは何であるかは1000個の異なる解釈が思いつく。
最も有名な幻覚の一つは蜃気楼だ。
灼熱の砂漠にいる人間は実際にそこにはない物をしばしば見る。オアシスであったり、人であったり、村などだ。ちょっとこれらの絵を見てみよう。
もし二つの黒い円が同じ大きさでないと君の目が語るなら、君は騙されている。
信じられるかどうかに関わらず、二つの円は同じ大きさなのだ!二つの点を取ってみよう。一つは黒い背景に白、もう一方は白の背景に黒の円である。
しかし、黒い点の方が二つのうちで大きい方だと見えないだろうか?
それは間違いだ。測ってみるとどちらも同じ大きさだと分かるだろう。もう一回君の目は騙された。
下の図を見てみよう。間違いなく君の目は、斜め線は直線ではないと語りかけるだろう。
しかし、それは間違いだ!その線は完璧な直線だ。
これらの絵を見てみよう。この左のフォルダ自分側に開いているように見えるか、それとも向こう側に折れているように見えるだろうか?これは全て、最初に内側をみるか外側を見るかに依存する。
それぞれの絵にいくつの立方体があるだろうか?片方は三つあり、もう一方は五個ある?
このページを上下逆さまにして再び数えたらどうだろう?
全く逆になったかのように見える。
理解せずに、私たちは上からライトに照らされてることを想定しているのだ。
今までの話から疑問が湧き上がる、「百聞は一見にしかず」「物は見かけによらない」結局どちらが正しいのか

THE GREATEST LANDSCAPE PAINTER
「十人十色」とことわざにこうある。
少なくともアートに関する限り、これは確かに真実だ。
現代美術を好む人もいれば、古代の巨匠の作品を好む人もいる。
しかし風景画に関していえば、ジョゼフ. M. W. ターナーは間違いなく最大の巨匠だ。
ジョセフ・ターナーは、1775年4月23日にロンドンで生まれ、今日世界で最も素晴らしい風景画家だ。
彼の父親は理髪師だったが、ジョセフ自身は生まれ持ったアーティストだ。
彼はほとんど学校に通っていなかったが、13歳で彼の絵はすでに売り出しのために展示されていた。
1802年、26歳で王立アカデミーのメンバーに選出された。
外国(フランス、ドイツ、イタリア、スイス)を通してのいくつかのツアーで教育を深め、最高の傑作を知ることができた。
ターナーがどこに行っても、彼はあらゆる種類の天気における海と空の研究をした。
彼は目に見える物を描くのではなく、景色を自分の内側の感情の表現に置き換えた。
彼は "太陽に向けた顔"で描いたと言われている。
確かに、彼の絵は暖かい光で満たされているように見える。そのため土地、建物、空を輝かしくのだ。
興味深いことに、ターナーは非常に社会的な人ではなかった。
彼の成功と彼の絵画の人気にもかかわらず(もしくはそのせいで)、ターナーは次第に一人で時間を過ごすようになった。
彼は決して結婚しなかった。彼は話す親しい友人がいなかった。彼はアカデミーミーティングに参加しなかった。
時には彼の知り合いの誰も何ヶ月も彼を見かけなかった。
彼は旅行をし続けましたが、いつも一人でいた。
最後に彼は1851年12月19日に亡くなった。
彼は自身で選んだロンドンのセントポール大聖堂に埋葬された。
彼はセントポールズに埋葬されていたが、彼の芸術の中で生きている。
光、色、雰囲気の研究の先駆者で、彼は油彩だけでなく水彩画でも描いている。
彼は、国のあらゆる可能な主題の日の出、海の吹雪、古代の城、燃えている船、ギリシア神話の上に何百もの美しい絵を残した。
これらは多大な努力の結果だ。
彼のツアー中、彼は約19,000のスケッチを描き上げた。
一度、彼の船が海で大きな吹雪に遭遇したとき、彼は船員達に強風の中、船に縛り付けてもらい、光と闇の戦いを観察することができた。
その経験が彼の傑作の1つ、「吹雪」を作り上げた。

ジョセフ・ターナー

吹雪